2010年2月7日 (Sun)

Something Interesting



今年になってから、すでに修復以来のKenner Blytheが10体以上届いてますが、以前より保存状態が良い気がします。
去年の前半にはガッツリ退色していて、自分で修復しようとした形跡アリってのがけっこうありましたから、まずはその形跡を消すべく更に修復しなきゃいけないんですが、そこにいろんな発見があったりします。

まず、日本で修復されたのか、海外で修復されたのか?
持ち主が修復したのか、誰かに依頼して修復してもらったのか。その人のスキルもどの程度なのかまで想像出来ちゃいます。


まず、退色の場合は「表面的な変色だ」と安易に考えて耐水ペーパーで頑張っちゃってるのはよくあります。
でも、退色ってのは裏まで変質していなくてもかなり深いものですから、表面どれだけ削っても消えません。
そもそも40年も前の人形なので、当時ベージュだったプラスチックも色素が飛んじゃってて透明感がでちゃってますし、退色してるなら尚更です。
なので、裏側のギミックが透けて見えるまで削っても、黄変した部分は無くならないんですよね。

で、そこまで削っちゃったら、当然本来の造形自体も一回り浸食されちゃってますから、唇の周辺も容赦なく削られてます。かなり重症ですね。


首折れや腰割れの修復にも悪戦苦闘の形跡があります。
多いパターンだと接着剤とパテで埋めて(合わない色で)塗装しているパターン。首折れには針金やグルーガン使ってる場合までありましたが、どちらも強度的に役に立たないので、再度折れたり割れたりしてます。

分解する際に頭部の皿を取り外せなくて、おそらくイライラしちゃったんでしょう。周囲を完全にカットしちゃってるパターン。
これも時々ありますが、この状態だと頭皮が固定出来なくなるので、多くの場合頭皮をボンドで接着しちゃってます。

ちょっとビックリしたのは、アイギック破壊してたらしく瞼が止まらない状態のヴィンテージが届いた時。瞼が止まる時に何か不思議な感触が・・・。
アイホールからピンセットで脱脂綿を押し込んでテープで貼ってました。
う〜〜ん、斬新!その手は思いつきませんでした。

ともあれ、それもその人形の歴史ってコトでしょう。面白いもんですな。



2010-02-07 01:03 in @nai's #