皆様、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
このところ、ブログの更新が滞っていますが、簡単なコメントであれば簡単でも、このブログではある程度の内容を伴ったトピックスを載せるのが目的であるため、そのためには、やはり、なかなか余裕がないというのが理由です。
昨年はいろいろなことがありました。音楽活動としては、拙著「挑戦するピアニスト〜独学の流儀」(春秋社)を出版し、ドビュッシー全曲演奏会の第3回をやり、作品の分析をした楽譜を出版したり、トークコンサートをしたり、また、面白いところでは、マジシャンとポピュラーミュージックで共演したり、要するに前年までと比べ、多様な活動になったというのが実感です。もちろん、これらの殆どはお話があったものの中から、本職のスケジュールと調整可能なものだけをお受けした結果です。その職場でも、昨年からいままで以上に多忙になり、とてもきつい1年でした。精神的にもいろいろとつらいことが多く、多くの方々のもつ印象とは逆に、おそらく、自分の人生の中で、昨年は最もつらい1年だったと思います。
さて、我々は文書、表、画像などを様々なソフトで作成、加工しますが、その際、どのようなソフトを利用したとしても、ファイルの上書き保存を実施し、様々なデータファイルをより質の高いものにしていくという作業を行っています。我々の記憶は常に新しいものが保存されていきますが、古過ぎる記憶は消え去り、同じタイプの記憶は整理され、部分によって上書き保存されることが多いと思います。例えば、正月に毎年楽しい思い出があると、今年の正月が近づくにつれ、うきうきした気分になるでしょう。逆につらい思い出があれば、そのときが近づくにつれ、気分は落ち込み、場合によっては不安や恐怖におののくこともあるでしょう。ましてや、つらいことが今年の正月も連続して起こってしまった場合、それがトラウマとなって、毎年その時期の前後を苦しむことになりかねません。1年というのは誰にもわかりやすく、記憶の整理がしやすい時間単位ですから、こういったことが起こるのだと思います。前者の場合は良いのですが、後者であった場合、何をするべきでしょうか。自分でできるかどうかは別にしても、より良い状態にするには、ファイルの上書き保存の概念を利用することが良い方法の1つだと思います。つまり、昨年の正月につらい思い出があった場合、今年の正月は可能な限り楽しい思い出になるように努力することだと思います。また、ある人がそういうつらい思いをしたことを知っているのなら、その人に楽しい思い出作りの手助けをしてあげることも良いことだと思います。そうすれば、次の年の正月は、その人の思い出はつらいことと楽しいことが混在しているわけですが、もう1度楽しい思い出が続いたとき、それが上書き保存され、恐らく、過去の辛い記憶は薄まって、気にならない程度になるでしょう。
今のわたしは、そういう人が周りにいたとしても、とてもそういう手助けのできる余裕がありませんが、余裕のある方々は、是非、周りを見渡して、そういうつらい思いをしている人に手を差し伸べてあげてはいかがでしょうか。それは、結局、その人が幸せになるばかりでなく、自分自身も幸せを分け与えられることになるからです。
皆様にとって今年が良い1年でありますよう祈念いたします。
追記
コンサート情報のページにも載せましたが、念のため、こちらにも再掲いたします。
下記の日程で、東京・巣鴨の東音ホールにて公開録音コンサートを行います。
2010年2月21日(日)14:00開演(13:30開場)
http://www.piano.or.jp/concert/news/2009/11/20_9803.htmlこれは、ピティナ(社団法人全日本ピアノ指導者協会)のホームページにあるピアノ曲辞典の掲載作品をより充実するために行われるもので、ここで演奏したものが後にYouTubeにアップされます。従って、多少はマイナーな作品も含まれますが、今回私が選んだ作品は、音楽史上での最高傑作の1つでありながら、まだ音源が辞典にアップされていないものです。
入場料は当日、聴きにいらっしゃった方が自分で決めて演奏後に支払うシステムになっています。また、終演後は、簡単なワインパーティーが行われるかもしれません。ワインは、可能であれば私がセレクトしたものにしようと思っております。
会場が手狭のため、お早めに申し込みいただければ幸いでございます。